軽くて強い、美しい。軒天・天井にアルミハニカム
近年の建築空間において、軒天や天井は単なる機能部位ではなく、「空間全体の印象を決定づける重要なデザイン要素」として捉えられています。
とりわけ、外装から内装へと連続する構成や、照明・自然光との相互作用により、天井面が空間体験そのものを豊かにする役割を果たしています。
意匠面では、目地のない連続性や、素材がもつ光の反射・陰影の表情を活かした仕上がりが強く求められており、アルミなどの高精度加工が可能な素材が注目されています。また、軽量性と大判対応、さらに施工性を兼ね備えた材料の需要が拡大しており、駅舎・商業施設・公共建築を中心に、デザイン性と合理性を両立する天井材の採用が進んでいます。
Merrcure Almaty City Center
53 Abylai Khan Avenue, 050000 ALMATY, Kazakhstan
Project Execution: 2017
Alucoilのアルミハニカムパネルは、高い剛性を誇るハニカム構造により、たわみを抑えたフラットな軒天仕上げを実現します。
特に光沢のある表面仕上げでは、わずかな歪みも視認されやすく、従来のパネルでは採用が難しかった意匠にも対応可能です。
独自の施工方法との組み合わせにより、精度の高い平滑な納まりを可能にし、軒天デザインの自由度を大きく拡張します。
求められる意匠性と構造的安定性を同時に叶えることで、建築の表情をより洗練されたものへと引き上げます。
補強材に頼らない平滑性をlarcore® A2で叶える
Alucoilは、高い曲げ剛性と圧倒的な平滑性を兼ね備えたパネルソリューションとして、「larcore® A2 14mm」と専用施工システム「Hidetech® PRO」を開発しました。
このシステムは、パネル裏面に専用クリップを取り付け、最小限の下地構造に“引っ掛ける”だけで固定が可能。従来のカットパネルやハット曲げパネルのように外周のみでビス留めする方法とは異なり、パネル中央部までも確実に支持できる構造となっています。
● 補強材なしでも、たわみのないフラットな仕上がりを実現
● 軽量性を維持しつつ、高意匠・高剛性を両立
● 工期短縮にもつながる高効率な施工性


Project Execution: 2016