紫外線用アルミ反射板『vega UV-C』
イタリア・アルメコ社のvegaUV-Cは、UV-C域(200-280nm)の反射に特化し開発された増反射アルミ板です。適切な使用条件下においてvegaUV-Cは、アルマイト処理製品やその他の金属製品に比べて極めて高い反射率を示します。
光源(ランプ・LED)の反射板として使用することにより、照度UPと光学制御において高いパフォーマンスを発揮することが可能です。高度に制御されたアルマイト及び真空蒸着処理により、厳しい環境である紫外線域でも極めて高い性能を保証します。
紫外線による殺菌と課題
UV-C(200-280nm)波長域の中で、特に254nmは細菌、ウイルス、カビの微生物殺菌に極めて有効であり、DNAを破壊することで殺菌または不活性化すると言われています。
一方、UV-Cの照射による人体や有機物への影響が取り沙汰されており、使用方法や器具設計が今後の課題となっています。
そこで弊社は、反射板を用いた照射量向上と漏れ光防止を提案します。
設計段階で、加工性・量産性を加味した形状の提案で貢献します。
- vegaUV-C 反射板の役割 -
『vega UV』商品ラインアップ
◆ vegaUV-C 100(鏡面仕上げ)
280nm ・・・ 全反射率 90%±2%
270nm ・・・ 全反射率 91%±2%
254nm ・・・ 全反射率 90%±2%
鏡面反射イメージ
材質:高純度アルミ 1090(99.9%)
調質:H18
表面仕上げ:鏡面(ミラー)
定尺:0.5t x 1250 x 1300mm
在庫:あり
◆ vegaUV-C 127(ブラスト仕上げ)
280nm ・・・ 全反射率 88%±2%
270nm ・・・ 全反射率 88%±2%
254nm ・・・ 全反射率 87.5%±2%
拡散反射イメージ
材質:高純度アルミ 1090(99.9%)
調質:H16
表面仕上げ:ブラスト
定尺:0.5t x 1250 x 1300mm
在庫:あり
- 反射板を利用した反射イメージ -
反射板の利用により光学制御を行なうことができます。
光が必要とされる場所に適切に照射することにより、高い効果を生み出すことが可能となります。
深紫外線域の波長は目で見えないため、正確に制御することが求められます。
- 板金加工例 -
※アルミ平板での販売だけでなく、加工まで請け負うこともできますので、お気軽にお問合せ下さい。
例)シャーリング、ベンダー、タレットパンチ、レーザーなど
『vega UV』反射特性・機械的特性
- 『vega』関連商品 -